上蔀(読み)あげじとみ

精選版 日本国語大辞典 「上蔀」の意味・読み・例文・類語

あげ‐じとみ【上蔀】

  1. 上げ蔀〈信貴山縁起〉
    上げ蔀〈信貴山縁起〉
  2. 〘 名詞 〙 上部蝶番(ちょうつがい)で取りつけ、釣り上げて開閉できるようにした蔀。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の上蔀の言及

【蔀戸】より

…柱間全部を1枚の蔀とする場合もあるが,重すぎて開閉が困難なので,上下2枚に分けて〈半蔀(はじとみ)〉とするのが普通だった。これは上半分(上蔀)を長押から釣り下げ,あける時ははねあげて先端を垂木から下げられた金具にかけ,下半分(下蔀)は柱に打ちつけられた寄(よせ)に掛金でとめておき,あるいは取りはずして柱間全部をあけはなつこともできた。普通は上蔀が大きく下蔀は小さい。…

※「上蔀」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android