上袋小路(読み)かみふくろこうじ

日本歴史地名大系 「上袋小路」の解説

上袋小路
かみふくろこうじ

[現在地名]酒田市本町ほんちよう一丁目

鉤形の町域で、東は片肴かたさかな町、南は町奉行所の西に沿って新井田にいだ川河口まで。小路名は道が袋状になっていることに由来する。本町から河岸に通じる河岸八町の一町で、最上川などの舟運に従事する者が多かった。明暦二年(一六五六)の酒田町絵図(大泉叢誌)に小路名がみえ、長さ七〇間・幅四間、屋敷二〇軒、町奉行屋敷側に屋敷八軒。天和三年(一六八三)の酒田町割家数人数書上(鶏肋編)によると町域は一町、家数七六・人数三〇六。文化六年(一八〇九)には家数六二(「市正色々記」阿部正己資料)、天保一二年(一八四一)は五四(「合浦珠」酒井家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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