下庵(読み)したいお

精選版 日本国語大辞典 「下庵」の意味・読み・例文・類語

した‐いお‥いほ【下庵】

  1. 〘 名詞 〙 山間などにあるいおり。
    1. [初出の実例]「折を得て、春の薪にさす花の、匂ひを運ぶ、山颪。谷の下庵(シタイホ)遙々と、霞に遠き。眺めかな」(出典:大観本謡曲・龍虎(1516頃))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android