山間(読み)ヤマアイ

デジタル大辞泉 「山間」の意味・読み・例文・類語

やま‐あい〔‐あひ〕【山間】

山と山との間。山峡やまかいさんかん。「山間の小さな村」
馬の頭で、両耳の間。
[類語]山峡さんきょう山峡やまかい山腹中腹山中山間さんかん山懐

さん‐かん【山間】

山と山のあいだ。山の中。やまあい。「山間小村」「山間部」
[類語]山中山内山奥山懐山腹中腹山間やまあい山峡やまかい

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「山間」の意味・読み・例文・類語

やま‐あい ‥あひ【山間】

〘名〙
① 山と山との間。やまかい。さんかん。
拾遺(1005‐07頃か)冬・二四五「山あゐに雪のふりかかりて侍りけるを 足引の山ゐに降れる白雪はすれる衣の心地こそすれ〈伊勢〉」
② 馬の、頭の上の両耳の間の部分の名。〔武用弁略(安政再板)(1856)〕

さん‐かん【山間】

〘名〙 山のなか。山と山とのあいだ。また、その土地。やまあい。
※六如庵詩鈔‐二編(1797)四・壬子仲秋余与伴蒿蹊回郷里于江州作詩紀一時情景「江上清風山間月、俯仰古今感更含」 〔蘇軾‐前赤壁賦

やま‐ま【山間】

〘名〙 山と山との間。やまあい。さんかん。
※公任集(1044頃)「田上や山まの紅葉は数しあれば秋はおふ共のどけきを見よ」

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普及版 字通 「山間」の読み・字形・画数・意味

【山間】さんかん

山あい。

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農業関連用語 「山間」の解説

山間

山と山の間、山のなかの地域にある農業集落をいう。

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