下恋(読み)シタゴイ

デジタル大辞泉 「下恋」の意味・読み・例文・類語

した‐ごい〔‐ごひ〕【下恋】

《「した」は心の意》心の中で恋い慕うこと。ひそかに恋しく思うこと。
「―に思ひうらぶれ門に立ち」〈・三九七八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「下恋」の意味・読み・例文・類語

した‐ごい‥ごひ【下恋】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「した」は心の意 ) 心の中で恋い慕うこと。ひそかに思いこがれること。
    1. [初出の実例]「大船の ゆくらゆくらに 思多呉非(シタゴヒ)に いつかも来むと 待たすらむ 心さぶしく」(出典万葉集(8C後)一七・三九六二)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

2022年度から実施されている高校の現行学習指導要領で必修となった科目。実社会や実生活で必要となる国語力の育成を狙いとし、「話す・聞く」「書く」「読む」の3領域で思考力や表現力を育てる。教科書作りの...

現代の国語の用語解説を読む