下拳(読み)さがりこぶし

精選版 日本国語大辞典 「下拳」の意味・読み・例文・類語

さがり‐こぶし【下拳】

  1. 〘 名詞 〙 矢を射るとき、弓をにぎったこぶしを肩の線まで下げて十分にねらいをつけること。
    1. [初出の実例]「ただ一きうちのほそ道也。さゆうのみねより下りこぶしにいたてられば、おに神とてもたまるまじ」(出典:浄瑠璃・公平花だんやぶり(1661)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android