下木部村(読み)しもきべむら

日本歴史地名大系 「下木部村」の解説

下木部村
しもきべむら

[現在地名]熊本市御幸木部みゆききべ

東は上木部かみきべ村、西は本庄手永の西にし村、北は笛田ふえだ村・本庄手永の西牟田にしむた村、南は加勢かせ川である。慶長―寛永期(一五九六―一六四四)に木部村から分村したと思われ、寛永一二年の下木部村の地撫帳では高九三八石七斗余で、上々田六反一畝余・上田九町九反三畝余・中田一五町九反四畝余・下田一九町三反九畝・下々田六町六反五畝余、上畑六町六反九畝余・中畑九町二畝余・下畑一一町・下々畑四町五反一畝余などである。田迎手永に属し、宝暦一四年(一七六四)の下ケ名寄帳は下木部村と中木部村に分けて記載され、中木部村が寛永一二年以降この頃までに成立し、二坪にのつぼ尾坪おつぼ汐入しおいりなどの下ケ名が記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android