世の固め(読み)ヨノカタメ

デジタル大辞泉 「世の固め」の意味・読み・例文・類語

よ‐の‐かため【世の固め】

世の中をしっかりと治めること。また、その地位・人。
「つひには―となるべき人なれば」〈・若菜上〉

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精選版 日本国語大辞典 「世の固め」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 の 固(かた)

  1. 世の中を治め固めること。国家柱石。また、その地位やその人。世の重し。
    1. [初出の実例]「おほいまうち君いとよき人なれども才(ざえ)なむなき。才なき人はよのかためとするになん悪しき」(出典:宇津保物語(970‐999頃)国譲下)

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