精選版 日本国語大辞典 「世上がる」の意味・読み・例文・類語 よ【世】 上(あ)がる ① 昔にさかのぼる。遠い昔になる。時代がずっと古くなる。[初出の実例]「内の焼くる事これをはじめにもあらず世あがりての事はさしおきぬ」(出典:増補本増鏡(1368‐76頃)七)② 昔の世の中が現在よりもよい状態である。昔にさかのぼるに従って世の中の諸事がまさる。[初出の実例]「上達部にだにえならざりける。なほよのあがりたるにや。からくやおぼしけんとぞおぼえ侍りし」(出典:今鏡(1170)四) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例