諸事(読み)ショジ

デジタル大辞泉 「諸事」の意味・読み・例文・類語

しょ‐じ【諸事/庶事】

多くのさまざまな事柄。いろいろな事。「―万端調える」
[類語]事物事象物事現象出来事余事余所よそ他事他人事人事ひとごと雑事事件時事事柄事故異変大変急変変事大事だいじ大事おおごと小事細事些事世事俗事私事しじ私事わたくしごと用事珍事不祥事アクシデントハプニングセンセーション

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精選版 日本国語大辞典 「諸事」の意味・読み・例文・類語

しょ‐じ【諸事・庶事】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 多くのいろいろな事柄。
    1. [初出の実例]「凡正月十七日大射、所司預設御座、辨備庶事」(出典延喜式(927)一一)
    2. 「次第に家栄へけるは、諸事(ショジ)につきて、其身調義のよきゆへぞかし」(出典:浮世草子日本永代蔵(1688)一)
    3. [その他の文献]〔史記‐賈誼伝〕
  2. [ 2 ] 〘 副詞 〙 何事によらず。何につけても。万事
    1. [初出の実例]「西は天竺東は唐、南は日本北はどこと分野といふ物をわかって、諸事(ショジ)考るがまづ天文の手習」(出典:浄瑠璃蘆屋道満大内鑑(1734)一)

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普及版 字通 「諸事」の読み・字形・画数・意味

【諸事】しよじ

多くのことがら。〔史記、賈誼伝〕律令定する、~其の皆賈生より之れを發す。~乃ち賈生を短(そし)りて曰く、~專らを擅(ほしいまま)にせんと欲し、事を亂すと。是(ここ)に於て、天子後亦た之れを(うとん)ず。

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