世籠(読み)よごもる

精選版 日本国語大辞典 「世籠」の意味・読み・例文・類語

よ‐ごも・る【世籠】

〘自ラ四〙 まだ世間男女の仲のことを知らないでいる。年が若くて、将来可能性を秘めている。
源氏(1001‐14頃)明石「かく及びなき心を思へる親達も、よごもりて過ぐす年月こそ、あいな頼みに、行くすゑ心にくく」

よ‐ごもり【世籠】

〘名〙 まだ世間を知らないでいること。若くて行く末が長いこと。また、そのような人。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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