中ソ東部国境協定(読み)ちゅうソとうぶこっきょうきょうてい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中ソ東部国境協定」の意味・わかりやすい解説

中ソ東部国境協定
ちゅうソとうぶこっきょうきょうてい

中国とソ連の長い国境のうち,モンゴル以東の国境線を画定した中ソ間の協定。 1991年5月,江沢民総書記のモスクワ訪問の際に調印されたもので,中ソ間では初めての国境協定となった。領有をめぐり対立していた黒瞎子島 (ヘイシアーズ島=ソ連名・大ウスリー島) については継続交渉とされたが,同年末のソ連邦解体ロシア誕生により,交渉自体が中断されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ベートーベンの「第九」

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android