日本歴史地名大系 「中井郷」の解説 中井郷なかついごう 岡山県:備中国英賀郡中井郷「和名抄」高山寺本に「奈加豆為」、東急本に「奈加都井」の訓がある。郷域は現上房(じようぼう)郡北房(ほくぼう)町の中津井(なかつい)川流域の下中津井(しもなかつい)・上中津井の地域に比定しうる。治暦四年(一〇六八)英賀郡が大嘗会の主基となったときの詠進歌「千年積む御代のためしにつきそむるなかゐの稲の年経たるかな」(大嘗会悠紀主基詠歌)は、当郷の郷名を詠込んだものであろう。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by