中津井(読み)なかつゆ

日本歴史地名大系 「中津井」の解説

中津井
なかつゆ

日野川から取水する用水井溝で、近世には川守かわもり村二四町余・綾戸あやど村一一町余・駕輿丁かよちよう村二二町余・橋本はしもと村二五町余・弓削ゆげ村三三町余・川上かわかみ村九町余・信濃しなの村五町余の計七ヵ村約一三〇町余の田地を潤した。井堰葛巻かずらまき(現蒲生町)地先にあり、水源の井壺はみや井と共同で現在の蒲生町合戸ごうど地区にあった。井溝は川守村からはやし村・川上村・信濃村を経て弓削村に流れ、この間に川守・林・駕輿丁・川上の各村内に計七ヵ所の分木があった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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