主基(読み)しゅき

精選版 日本国語大辞典 「主基」の意味・読み・例文・類語

しゅ‐き【主基】

〘名〙 =すき(主基)
中務内侍(1292頃か)正応元年一一月「十一月大嘗会とて、しも月八日女工所はじめとて、ゆうきしゅきにてつくるが」

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デジタル大辞泉 「主基」の意味・読み・例文・類語

すき【主基/次】

《2番目、つぎの意》大嘗祭だいじょうさいのとき、悠紀ゆきとともに神饌しんせん新穀を献上すべき国郡。また、そのときの祭場。→悠紀ゆき

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改訂新版 世界大百科事典 「主基」の意味・わかりやすい解説

主基 (すき)

悠紀・主基(ゆきすき)

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世界大百科事典(旧版)内の主基の言及

【大嘗祭】より

…これらによる大嘗祭の大略は次のようである。(1)即位の年の4月,悠紀(ゆき)国・主基(すき)国(悠紀・主基)の卜定。(2)大嘗祭の年8月,大祓(おおはらえ)。…

【悠紀・主基】より

…〈ゆき〉は斎忌,由基,〈すき〉は次,須伎などとも記す。悠紀国,主基国の斎田の新穀が,それぞれ大嘗宮の東の悠紀殿,西の主基殿で神饌に供された。悠紀・主基の国郡は卜定によって選ぶのが原則で特定されていなかったが,平安中期以降は悠紀は近江国,主基は丹波国と備中国が交互に選ばれ,郡のみが卜定された。…

※「主基」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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