中稲(読み)ナカテ

山川 日本史小辞典 改訂新版 「中稲」の解説

中稲
なかて

早稲・中稲・晩稲(わせ・なかて・おくて)

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

関連語 おくて 早稲 わせ

動植物名よみかた辞典 普及版 「中稲」の解説

中稲 (ナカテ)

植物。ナカテノイネの略称

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中稲の言及

【早田】より

…奈良時代には,すでに熟期によって早稲と晩稲(おくて)の区別があり,《万葉集》には〈早田〉〈早稲〉の語が見えている。平安時代になると,さらに中間の〈なかて(中稲)〉が現れた。早稲を作付けするのが早田,中稲をつくるのは中田(なかだ),晩稲をつくるのが晩田(おくてだ)と呼ばれた。…

【早米】より

…〈そうまい〉とも読む。古代律令制でも早・晩の区別があったが,中世成立期になると,〈なかて(中稲)〉が現れ,早稲・中稲・晩稲(おくて)の区別が成立する。早稲の収穫期は,陽暦で8月中旬~9月中旬,中稲は10月上旬~中旬,晩稲は11月上旬~中旬ごろとみられる。…

【早生】より

…生育期間が短く,早い時期に収穫期に達する作物品種の遺伝的な特性。反対の性質である晩生(おくて)と中間の中生(なかて)を含めて作物栽培上重要な特性となっている。早生になると生育期間が短くなるので,一般的傾向としては収量が低下する。しかし厳しい自然環境の条件下では,生育期間が短い早生のほうが有利である場合も少なくない。またハウス栽培を含めて,野菜では早い時節の出荷は市場で高く評価されるため,収益が飛躍的に増加することが多い。…

※「中稲」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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