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中間貯蔵 ちゅうかんちょぞう interim storage of spent fuel

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知恵蔵2015の解説

中間貯蔵

使用済み核燃料を再処理もしくは最終処分までの間、保管すること。1999年に原子炉等規制法の改正で導入された。スウェーデンのように発電所と同様な水プール方式もあるが、鋼製のキャスク(金属容器)やコンクリートサイロ不活性ガスとともに封じ込める乾式貯蔵が多い。行き場がなく増える一方の使用済み核燃料を大量に抱える電力会社にとっては切実な問題であり、青森県むつ市が受け入れを表明するなど、中間貯蔵施設の立地をめぐる具体的な動きが見られる

(飯田哲也 環境エネルギー政策研究所所長 / 2007年)

中間貯蔵

すぐに再処理に回せない使用済み核燃料を一定期間保管すること。再処理までの調整として30〜50年間保管することを想定している。必要になれば取り出して再処理しプルトニウムを回収できるので、公式にはリサイクル燃料資源貯蔵施設と名づけられている。日本は使用済み燃料を全量再処理する方針だが、青森県六ケ所村で試運転中の再処理工場の処理能力は年間800tで、年間発生量約1000tには及ばない。六ケ所村の第二再処理工場は2010年ごろに基本方針を決めることになっており、貯蔵施設が必要となる。05年11月、東京電力日本原子力発電は、使用済み核燃料の中間貯蔵を目的とした新会社「リサイクル燃料貯蔵株式会社」を青森県むつ市に設立し、07年3月に経済産業大臣に事業許可申請書を提出した。同社は10年までに操業を開始し、年間200〜300tの使用済み核燃料を受け入れる。最終貯蔵量は5000tとする計画だ。

(渥美好司 朝日新聞記者 / 2008年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵2015」
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デジタル大辞泉の解説

ちゅうかん‐ちょぞう〔‐チヨザウ〕【中間貯蔵】

原子力発電所で発生する使用済み核燃料を一定の期間、安全に貯蔵・管理すること。核燃料再処理を行うまで、30年から50年程度保管する必要がある。

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監修:松村明
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