丸屋(読み)マロヤ

デジタル大辞泉 「丸屋」の意味・読み・例文・類語

まろ‐や【丸屋】

あしかやなどで簡単に屋根いた粗末な家。
「屋は、―、あづま屋」〈・二八九〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「丸屋」の意味・読み・例文・類語

まろ‐や【丸屋】

  1. 〘 名詞 〙(あし)や茅(かや)などをそのまま屋根に葺(ふ)いた粗末な家。
    1. [初出の実例]「屋は、まろ屋。あづまや」(出典:枕草子(10C終)二八九)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の丸屋の言及

【大谷広次(大谷広治)】より

…俳名十町。屋号丸屋。通称大十町。…

【早矢仕有的】より

…57年江戸に出て坪井信道,福沢諭吉に師事し,貿易の振興が日本の国力を充実するゆえんであると痛感した。69年(明治2)横浜において書店丸屋を創業したが,この屋号は地球の〈球〉を〈丸〉に替えて名づけたもので,世界を相手に商売をしようとする彼の志が託されている。翌年東京日本橋通り3丁目に書店丸屋善七を開店し,外国書籍輸入の端を開いた。…

※「丸屋」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

部分連合

与野党が協議して、政策ごとに野党が特定の法案成立などで協力すること。パーシャル連合。[補説]閣僚は出さないが与党としてふるまう閣外協力より、与党への協力度は低い。...

部分連合の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android