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屋根 やね roof

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9件 の用語解説(屋根の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

屋根
やね
roof

建築物の上部にあって雨,露,熱暑寒冷から屋内を防護するための部分。基本的な形は切妻造寄棟造入母屋造の三つだが,時代,地域などによりいろいろな形式があり,おおよそ,傘形,片流れ方形造マンサード屋根鋸歯屋根ボールトドーム陸屋根,曲面(→シェル構造),バタフライ,越屋根,差掛け,招き屋根などの形式とその複合形に分けられる。

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デジタル大辞泉の解説

や‐ね【屋根/家根】

雨・風・日射などを防ぐために建物の最上部にあるおおい。「―を葺(ふ)く」「藁葺(わらぶ)き―」「―瓦(がわら)」
物の上部をおおうもの。また、最上部にあるもの。「自動車の―」「ヨーロッパの―といわれるアルプス」
[下接語]板屋根大屋根瓦(かわら)屋根切妻屋根草屋根腰折れ屋根越し屋根小屋根晒(さら)し屋根取り葺(ぶ)き屋根鋸(のこぎり)屋根・丸屋根・マンサード屋根陸(ろく)屋根藁(わら)屋根

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百科事典マイペディアの解説

屋根【やね】

建築物の上部にあって,雨,日射,熱などをさえぎる部分。切妻(きりづま),寄棟(よせむね),入母屋(いりもや)造,片流れ,方形(ほうぎょう)造,鋸歯(きょし),陸(ろく)屋根等の形式があり,葺(ふき)材料には草,板,杉皮,瓦,トタン板スレート等がある。
→関連項目片流れルーフィング

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リフォーム用語集の解説

屋根

屋根は雨・雪・日光などから建物を守る機能を持ち、地域の気候風土・建物用途などにより多種多様な屋根形状が見られる。屋根葺材料には瓦葺(和瓦・洋瓦など)・スレート葺・シングル葺金属板葺などがあり、材料により適切な屋根勾配が異なる。屋根勾配とは水平距離1尺に対して何寸上がるかで表現され、4寸勾配は4/10と表示される。→スレート葺・シングル葺・金属板葺

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デジタル大辞泉プラスの解説

屋根

1956年製作のイタリア映画。原題《Il tetto》。監督:ビットリオ・デ・シーカ、出演:ガブリエラ・パロッタ、ジョルジオ・リストッツィ、ガストーネ・レンツェッリほか。

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世界大百科事典 第2版の解説

やね【屋根 roof】

建築空間とその上空の空間とを仕切る目的で作られる建物の部分。通常,雨,直射日光,騒音,視線など建物の外部からの影響を遮ることが屋根の重要な機能であるが,内部の熱を外へ出さないという機能を要求される場合もある。また,屋根によって空間を守るとともに,外壁面などの建物の他の部分をも守る役割を果たすこともある。このような物理的な機能とともに,外観的にも,屋根の印象は建物全体の印象に連なり,その形態はデザイン上きわめて重要となる。

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大辞林 第三版の解説

やね【屋根】

雨露などを防ぐために建物の上部につけたおおい。 「 -をふく」
物の上部をおおうもの。 「自動車の-」

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家とインテリアの用語がわかる辞典の解説

やね【屋根】

建物の最上部にあって、日射・風雨・煤塵(ばいじん)などをさえぎる覆い。

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(C)Kodansha 2011.
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

屋根
やね

建物の上方を覆って外界から居住空間を区画するもの。狭義には上面仕上げ材(屋根葺(ふ)き材)とその下地部分をさし、広義にはそれを支える小屋組みを含むが、ここでは狭義の屋根について説明する。
 屋根は単に雨露を防ぐだけでなく、壁、床とともに建築空間を囲うものであるから、熱、音、視線などを遮り、かつ落下物などによる破壊に対しても安全でなければならない。また壁とともに外部に露出しているから、建築意匠を決定する重要な要素でもある。とくに日本のように多雨の地域では、おのずから勾配(こうばい)をもつ屋根をつくらざるをえず、さらに壁面や開口を雨水から保護するために軒の出が深くなり、したがって屋根はきわめて目だつ存在となる。すなわち、ヨーロッパ系の「壁の建築」に対し、日本の建物が「屋根の建築」と称されるゆえんで、屋根の勾配を急にし、しかも軒の出を深くしても軒先が低くならないように、野(の)屋根と化粧軒を組み合わせる特殊な構法も独自に開発された。
 一般の建物では屋根は躯体(くたい)に支えられるもので、構造的には死荷重の扱いを受け、意匠的には壁と画然と区別されるのが普通である。しかしドームやボールト屋根をもつもの、またはシャーレン構造のような建物では壁体と屋根が一連のものとしてつくられ、両者の境界も明瞭(めいりょう)でない。このような場合には、屋根はかえって壁体を相互に緊結するものとして構造上も重要な役割を担うことになる。[山田幸一]

形状

屋根は陸(ろく)屋根と勾配屋根とに大別される。陸屋根は水平な屋根(水垂(みずた)れ勾配、すなわち1/100~5/100程度のきわめて緩い傾斜はつけられる)で、もともと降水量の少ない所で用いられたもので、中近東などの砂漠地帯では木の枝を水平に架し、その上に土をのせただけの簡単な陸屋根がごく普通にみられる。しかし防水材料の進歩によって、日本のような多雨地帯でも採用できるようになった。ただし勾配屋根に比し雨漏れの危険の多いことは否めず、とくに木造建築に適用する場合は注意を要する。陸屋根は日本では俗に屋上とよばれ、その上を歩行できるようにしたものを歩行床、そうでないものを非歩行床といい、それぞれ仕上げ材料が異なるが、いずれにせよ水平面であることに変わりなく、とくに歩行床では周囲にパラペットparapet(屋上や吹抜け廊下にみられる手すり壁)や手すりが設けられ、外観ではさらに目だたなくなるから、建築意匠上はそれほど問題とならない。
 勾配屋根の形状は、その土地の降水量、建物の構造、意匠または機能などの要請に基づいて決定され、さらにそのうえに葺き(仕上げ)材料の相違が加わって千変万化する。よく知られているものに、片流れ、招き、切妻(きりづま)、半切妻、寄棟(よせむね)、入母屋(いりもや)、方(宝)形、腰折(こしおれ)、マンサード、円錐(えんすい)、ドーム、ボールト、鋸(のこぎり)形があるが、必要に応じて差掛け、越(こし)屋根などの設けられることもある。勾配は多雨地帯で急に、寡雨地帯で緩になるのが自然であるが、積雪地帯では屋根面に雪を蓄えておく必要(雪の層は断熱に有効。また不時に滑り落ちる危険を避けなければならない)から緩にすることが多い。また葺き材料に透水性の小さいもの(例、金属板など)を用いれば緩に、大きいもの(例、藁(わら)など)を用いれば急になるのも当然である。日本で一般的な形状は切妻、寄棟、入母屋で、建物の性格によって使い分けられる。たとえば奈良時代までの最高級建物(宮殿における大極殿(だいごくでん)、寺院における金堂など)では寄棟、その後の高級建物では入母屋が、通常の建物では切妻が多い。しかし方形平面の建物では方形が、円形平面では円錐が都合のよいことはいうまでもない。また腰折、マンサードは屋根裏を居室などにあてることができ、洋風建築によくみられる形状である。ドーム、ボールトはアーチ構法から導き出される屋根形であるが、組積式建築の伝統をもたない日本ではなじみは薄い。鋸屋根は垂直面を北面させ、終日光線方向のかわらぬようにするのに便利で、工場建築に用いられるが、反面、長い陸谷(ろくだに)をつくるので漏水の危険が多い。[山田幸一]

構造と材料

陸屋根では連続した不浸透性被膜で防水層をつくって水を遮断する。歩行床の場合は防水層の上に保護層を置くが、非歩行床の場合は置かず、いわゆる露出防水にすることもある。一般に露出防水は耐久性に劣るが、いったん故障をおこした場合の修理は保護層のあるものに比し容易である。被膜材料にはアスファルト、合成樹脂、金属膜、防水モルタルなどがある。いずれもコンクリートまたはモルタル面を覆うようにして使用するのが通例であるが、コンクリートなどに多少のひび割れなどが生じても、それに追随しうる柔軟性のあるものが望ましいとされている。アスファルト防水は、同材料を含浸させた紙(アスファルトルーフィング)を溶融したアスファルトを接着材として張り合わせるもので、現在でももっとも信を置きうる防水層とされているが、熱に弱いのが難で、通常は保護層と併用する。合成樹脂には塗布するものとシート状にしたものとがあり、軽量で高い防水性を得るとされ、露出型、非露出型ともに適用しうる。金属膜はアルミ粉末などを塗付して膜をつくるもので、他の露出型の防水の被覆に使用されることが多い。防水モルタルは防水剤を混入した密実なセメントモルタルを塗り付けるものであるが、これだけで完全な防水効果を得ることは困難で、通常は他の防水層と併用される。保護層は以上の被膜の上に軽量コンクリートを打設し、その上をタイル、モルタルなどで仕上げるのが普通であるが、被膜補修を容易にするため、取り外し可能なブロックなどを置く場合もある。
 勾配屋根の葺き材料には、植物性のものとして草、茅(かや)、藁、(こけら)、檜皮(ひわだ)、板などがあり、鉱物性として粘土焼成瓦(かわら)、天然スレート(石板)、石綿スレート、セメント製瓦、金属板などがあり、その種類によって下地の構成も異なる。植物性の場合は、垂木(たるき)に直交する小舞(こまい)を水平に並べ、その上に葺き材料を重ねる。鉱物性の場合は、垂木に裏板を張り、その上に葺き材料を置く。いずれの場合も葺き材料が勾配に沿って滑り落ちないようなくふうが凝らされる。
 草、茅、藁などはいまでも農家などに用いられており、古く粘土瓦などの一般化しなかった時代にはごく普通の葺き材料であった。は檜(ひのき)、槙(まき)など比較的に水に強いと考えられる木材を薄い短冊形につくり、竹釘(くぎ)を使って張り重ねるもの、檜皮は檜の樹皮を張り重ねるもので、社寺、宮殿などに使用されてきた。檜のかわりに杉の樹皮を用いる場合は杉皮葺きとよばれる。板葺きは、垂木に直接板を並べるが、風で板の飛ぶことのないようその上に石を置くことがある。これら植物性のものは保温性に優れ凍害を受けるおそれもないが、耐久性に乏しく、とくに耐火性にまったく欠けるので、現在では文化財建造物など特別な場合を除いて、市街地で用いることは建築基準法により禁止されている。なお植物性材料、とくに草や藁は相当厚く葺いても水を透過しやすいので、これらを用いた屋根はおのずから急勾配につくられる。
 粘土瓦は材質的にいぶし瓦と釉薬(ゆうやく)瓦に大別され、形のうえから桟瓦、本瓦、S型、スパニッシュ型などに分類される。いずれも粘土を成形し窯焼きしたものであるが、釉薬をかけたもののほうが色彩を自由につけられ、吸水率も低くできる利点はある。しかし和風建築では一般にいぶし瓦が好まれ、銀灰色の甍(いらか)の波は古い日本の町並みを飾る風物詩となっており、千数百年の使用実績を通じて日本人にもっとも親しまれ、かつ信を置かれている。葺き方は各粘土瓦とも裏板の上にいったん薄い板を敷き、さらにその上に葺き土を置いて瓦をのせるのが基準である。しかし重量を軽減するため板、葺き土を用いず、そのかわりに防水紙(アスファルトフェルト)を敷いた裏板の上に桟を打ち、これに瓦を引っ掛けるものもある。この種の桟瓦を引っ掛け桟瓦という。葺き土、桟打ちのいずれの場合も、必要に応じ銅釘(くぎ)、銅線で瓦を固定することがある。
 天然スレートは、粘板岩の薄板を一定の形に切断して、裏板、防水紙の上に葺くもので、明治期の赤れんが建築の屋根に愛用されており、通常は鱗(うろこ)状の仕上がりとなる。石綿スレートとよばれるものは石綿をセメントで固めた成形板で、波板と平板があるが、高級建築にはあまり用いられない。セメント瓦はセメントを粘土瓦状に成形したもので、使用法もほぼ同じであるが、やはり高級建築には用いられない。
 金属板には亜鉛めっき鉄板、カラー鉄板、銅板などが用いられる。亜鉛めっき鉄板には波板と平板があるが、防錆(ぼうせい)塗料を頻繁に塗り替えなければならず、近年では仮設建築のようなものにしか用いられなくなり、カラー鉄板にとってかわられつつある。カラー鉄板は鉄板にあらかじめ塗料を焼き付けたもので、工事現場で塗料を塗るよりも防錆効果に信頼性があるとされている。銅板は金属板のなかでは最高級の材料で、耐久性に優れ、緑青(ろくしょう)の吹き出したものには独特の風情がある。カラー鉄板と銅板は平板を使用し、防水紙を敷いた裏板上に葺く。葺き方には平葺きと瓦棒葺きがある。平葺きは裏板のとおり平坦(へいたん)に葺き上げる方法、瓦棒葺きは勾配に沿って一定間隔に桟を打ち付け、その桟の上にも板をかぶせる方法で、もとより後者のほうが雨漏れのおそれは少ないとされている。いずれの場合も板の継ぎ目ははぜ継ぎとするため端を折り曲げなければならず、カラー鉄板ではこの部分の塗料がはがれ、発錆の原因となることがある。銅板ではこの心配もなく、その意味でも最高級の材料といえる。[山田幸一]

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世界大百科事典内の屋根の言及

【社寺建築構造】より

…またそれらの材料の良否が,ただちに建築意匠に関連してくる。日本の気候の特徴である多雨多湿に対応するため,屋根は傾斜の強いものでなければならず,また壁に雨のかかることを避けると同時に,むし暑い夏に雨が降っても窓や出入口をあけておけるように,軒の出が深い。平面の形は,直線形の木材を骨組みに使うため,大部分が正方形,長方形であり,六角形,八角形のものはわずかで,円形平面は多宝塔上層に見られるにすぎない。…

【住居】より

…この炉の火は夜のひどい湿気を取り除く防湿効果ももっている。 雨量についての一般論は,多雨地域では傾斜屋根すなわち切妻や寄棟,あるいは入母屋の屋根が見られ,雨が多いほど急勾配となる。逆に勾配のない陸(ろく)屋根は雨量の少ない地域にのみ見られる。…

【民家】より

…また,漁業に従事したり,山間に立地する家は,農家と形式的に異なった特徴をもつものが多いところから,漁村住宅,山村住宅と区別して扱うこともある。 民家の外観的な特徴は,主として屋根の形式で分類される。まず屋根の形では,切妻(きりづま)造,寄棟(よせむね)造,入母屋(いりもや)造の種別がある。…

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