主原村(読み)あるじはらむら

日本歴史地名大系 「主原村」の解説

主原村
あるじはらむら

[現在地名]茨木市主原町

茨木村の属邑で同村南西にあり、建長二年(一二五〇)七月一〇日の勝尾寺重書等目録(勝尾寺文書)に「主原村曼陀羅供田壱段所当米壱斛之代也」とみえる。正元元年(一二五九)五月四日の沙弥西阿弥陀仏畠地売券(同文書)によると「主原村四条七(ママ)里八坪南縄本西(寄)」の地一八〇歩が比丘尼蓮阿弥陀仏に売渡されている。蓮阿弥陀仏は文永四年(一二六七)四月一〇日付で主原村田一反を勝尾かつお(現箕面市)に寄進しており(同文書)、主原村には蓮阿弥陀仏先祖相伝の氏寺である観音堂があった(文永一〇年九月一八日「比丘尼蓮阿弥陀仏田畠寄進状」同文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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