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目録 もくろく

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

目録
もくろく

書籍,雑誌などの目次,在庫品の一覧表,商品のカタログなど,その品目と内容について記録したもの。特に日本では古くから贈呈品を後日届ける約束のうえで,その品名を記録した覚え書を実物の代りに渡すことにより,その品を贈る意志表示をする。

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デジタル大辞泉の解説

もく‐ろく【目録】

書物の内容の見出しをまとめて記録したもの。目次。
所蔵・展示などされている品目を整理して書き並べたもの。「展覧会の―」「財産―」
進物をする際、実物の代わりに仮にその品目を記して贈るもの。「結納の―」
芸道・武芸を門人に伝授したとき、その名目を書いて与える文書。
進物として贈る金の包み。
「新八障子の内より―三つ持ちて出」〈伎・色読販

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世界大百科事典 第2版の解説

もくろく【目録】

品名,内容を書き並べて見やすくしたもの。1冊の本の目次も,出版・蔵書・出品の目録も,商品のカタログも目録である。また進物の品名を記したもの,転じて実物の代りに仮にその品名だけを記して贈るもの,進物として包んで贈る金円も目録という。礼法では進物の目録を意味することが多い。進物目録は紙を半折した折紙を用い,結納目録の料紙は婿の官禄により大高檀紙など,平士は引合紙を用いた。書式も書札礼(しよさつれい)により決りがあり,〈目録〉の字は書かないのが法であるが,明治以後の結納目録には書いてあるものが多い。

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大辞林 第三版の解説

もくろく【目録】

書物の目次。また、叢書の内容一覧。 「文学全集の-」
所蔵している、または出品されている品目を整理して書き並べたもの。カタログ。 「展示品の-」 「新刊書-」 「財産-」
贈り物の品目を書いたもの。実物の代わりに渡すことにより、その品を贈る意志表示をする。
武術や芸道を弟子に伝授し終わったとき、その名目などを書いて与える文書。
贈り物としての金。 「いはぬ色なる山吹の花を包みし-も、明けては見ねど五十両/歌舞伎・天衣紛」

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

目録
もくろく

一般に、物の名目・分量などを記した文書。またとくに物の贈呈や奥義の授与などの証文をいうことがある。奈良時代、寺院で作成した資財帳(校割帳(こうかつちょう))は目録の古いものである。書物の題名・分量を記した書籍目録、田畑の品等・員数・年貢量などを記した目録、所領に関する文書の目録など多種のものがある。室町時代には物品・貨幣の贈呈に、品目や数量を記して相手に送る文書を目録といった。この目録は、紙を横半分に折った折紙(おりがみ)を用いるのが一般的であったため、折紙ともよばれた。現在も使われる結納(ゆいのう)目録はこの文書の名残(なごり)である。このほか武術、芸道において師匠が弟子に与える免許の名目とその旨を記した証明書も、目録とよばれた。[百瀬今朝雄]

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図書館情報学用語辞典の解説

目録

“(1)一図書館または図書館グループが所蔵する図書館資料目録記入と,参照を,各種の標目(タイトル,著者,件名,分類記号)を検索手段として,一定の順序で排列したもの.(2)MARCレコードファイル”(『日本目録規則1987年版改訂3版』用語解説).通常,所蔵機関が図書館以外の場合にも目録と呼ぶ.日本の習慣では,目録が書誌の意味で用いられることが多い.本来の目録は,特定の資料の所在を確認したいときに利用される.図書館のカード目録は,標目により,著者目録タイトル目録分類目録件名目録などの種類に分かれている.

出典|図書館情報学用語辞典 第4版
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世界大百科事典内の目録の言及

【覚】より

…請渡しの品・用件などが簡単であれば覚を必要としないが,数多くあれば個条書き(一つ書)にして,遺漏のないように配慮され,本人が記して託することになる。こうなると,目録のように列挙され,〈已上〉で結ばれ,月日,差出し,充所が具備され,書状形式となる。書状との差異は,冒頭の〈覚〉が記されることである。…

【寛文印知】より

…家康・秀忠・家光3代にわたり区々に発給されていたものが統一的・同時に発給され,大名領知権が将軍の全国的支配権に完全に包含されたことで,将軍権力の強化・確立をもたらしたといえる。大名は甲府・館林・尾張・紀伊・水戸の徳川5家,伊予宇和島と分知吉田の両者朱印状下付を願った伊達家を除いて全部に判物・朱印状・目録が下付された。公家にはすべて,寺社に対しては徳川家2~3代の朱印状所持は全部,1代のみは50石以上に,寺領がなく境内ばかりの朱印状であっても一宗の本寺には朱印状が頒布された。…

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