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茨木 いばらき

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

茨木
いばらき

歌舞伎舞踊曲。長唄。 1883年4月東京新富座,5世尾上菊五郎,1世市川左団次初演。河竹黙阿弥作,3世杵屋正次郎作曲,1世花柳寿輔ほか振付。新古演劇十種の一つ。松羽目物であるが能に原拠はなく,今日伝わるものは長唄『綱館』を下敷きとする。

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デジタル大辞泉の解説

いばらき【茨木】

大阪府北部の市。慶長年間(1596~1615)は片桐且元(かたぎりかつもと)城下町江戸時代は宿場町として発展。電気機械化学工業が盛ん。人口27.5万(2010)。

いばらき【茨木】[歌舞伎舞踊]

歌舞伎舞踊長唄河竹黙阿弥作詞、3世杵屋正次郎作曲。明治16年(1883)東京新富座初演。茨木童子の伝説に取材したもの。

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百科事典マイペディアの解説

茨木【いばらき】

長唄所作事。3世杵屋正次郎作曲。河竹黙阿弥作詞。初世花柳寿輔ほか振付。1883年初演。新古演劇十種の一つ。羅生門で渡辺綱に片腕を切り取られた茨木童子が,おばに化けて綱を油断させ,まんまと腕を取り戻す筋で,11世杵屋六左衛門作の《綱館(つなやかた)》(1869年)の影響を受けて作られた。

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世界大百科事典 第2版の解説

いばらき【茨木】

歌舞伎舞踊。長唄。新古演劇十種の一つ。1883年4月東京新富座初演。作詞河竹黙阿弥,作曲3世杵屋(きねや)正次郎,振付初世花柳寿輔ほか。配役は茨木童子を5世尾上菊五郎,渡辺綱を初世市川左団次。1870年(明治3)杵屋勘五郎作曲の《綱館》に基づいて作られた松羽目物であるが,能・狂言の作品からの移入でない点が珍しい。二通りの演出がある。一つは6世梅幸型の舞台装置のある《綱館》式と,いま一つは6世菊五郎型の松羽目式。

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大辞林 第三版の解説

いばらき【茨木】

大阪府北部の市。慶長年間(1596~1615)片桐且元の城下町。近世、宿場町。電機・金属工業などが発達。

いばらき【茨木】

歌舞伎所作事の一。長唄。松羽目物。河竹黙阿弥作詞、三世杵屋正次作曲。1883年(明治16)東京新富座初演。茨木童子の伝説に材をとったもの。新古演劇十種の一。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

茨木
いばらき

歌舞伎(かぶき)舞踊劇。長唄(ながうた)。1幕。河竹黙阿弥(もくあみ)作。羅生門(らしょうもん)の鬼神伝説に取材、能にはない曲を能形式の松羽目物(まつばめもの)に仕立てたもの。1883年(明治16)4月東京・新富座で5世尾上(おのえ)菊五郎の茨木童子、初世市川左団次の渡辺綱(わたなべのつな)により初演。3世杵屋(きねや)正次郎作曲、初世花柳寿輔(はなやぎじゅすけ)振付け。羅生門で鬼神茨木童子の片腕を切り取った渡辺綱が物忌みで固く門戸を閉じているところへ、伯母真柴(ましば)が訪れる。酒宴ののち、鬼の腕を見せてくれと頼んだ伯母は、すきをうかがって腕を奪うや、たちまち悪鬼の正体を現して飛び去る。5世菊五郎は『土蜘(つちぐも)』に次いで「新古演劇十種」に選定。6世尾上梅幸(ばいこう)、6世菊五郎が継承し、その後も多くの人が上演している。面会を断られた伯母が門の外で綱を養育した昔を物語る振り、酒宴での舞、鬼の本性を現すところ、後ジテの片手六方の引っ込みなどが見せ場。なお、6世梅幸は同工異曲の長唄『綱館(つなやかた)』を使って演じた。[松井俊諭]

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世界大百科事典内の茨木の言及

【四天王物】より

…江戸歌舞伎では顔見世でよく上演されたが,顔見世狂言として固定化して用いられるようになるのは,1729年(享保14)江戸市村座の《長生殿白髪金時》あたりからだといわれる。このほか,明治になって《茨木》《戻橋》などの舞踊が作られた。 なお,この四天王物の中から派生した作品群に,〈土蜘物〉〈山姥物〉がある。…

【羅生門】より

…シテである鬼神の役は一言も発しない。長唄舞踊《茨木》などの原拠。【横道 万里雄】。…

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