久保田鼎(読み)くぼた かなえ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「久保田鼎」の解説

久保田鼎 くぼた-かなえ

1855-1940 明治-昭和時代前期の美術行政官。
安政2年生まれ。帝国博物館工芸部長をへて同理事となる。明治31年東京美術学校教授を兼任中に,校長岡倉天心(てんしん)および教職員17名の辞職事件がおき,事態を収拾して校長心得となり,33-34年校長。40年奈良帝室博物館長,大正3年京都帝室博物館長。昭和15年1月15日死去。86歳。江戸出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android