乏しぶ(読み)トモシブ

デジタル大辞泉 「乏しぶ」の意味・読み・例文・類語

ともし・ぶ【乏しぶ/羨しぶ】

[動バ上二]うらやましく思う。
「音のみも名のみも聞きて―・ぶるがね」〈・四〇〇〇〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「乏しぶ」の意味・読み・例文・類語

ともし‐・ぶ【乏・羨】

  1. 〘 自動詞 バ上二段活用 〙 ともしいと思う。うらやましく思う。めずらしいと思って心が引かれる。
    1. [初出の実例]「万代の 語らひ草と いまだ見ぬ 人にも告げむ 音のみも 名のみも聞きて 登母之夫流(トモシブル)がね」(出典万葉集(8C後)一七・四〇〇〇)

乏しぶの補助注記

→「ともしむ(乏)」の補注

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