精選版 日本国語大辞典 「九郎助稲荷」の意味・読み・例文・類語 くろすけ‐いなり【九郎助稲荷】 江戸新吉原の京町二丁目のはずれ、羅生門河岸にまつってあった稲荷社。和銅四年(七一一)千葉九郎介が天から降りた狐をまつったとも、万治元年(一六五八)今戸村の百姓九郎助が畑道のわきにあった稲荷を移したともいい、縁結びの神として信仰された。明治二九年(一八九六)吉原神社に合祠。九郎助。〔随筆・吉原大全(1768)〕 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例