乱箱(読み)みだればこ

精選版 日本国語大辞典 「乱箱」の意味・読み・例文・類語

みだれ‐ばこ【乱箱】

〘名〙
① くしけずった髪を入れる箱。
狂歌・銀葉夷歌集(1679)七「みたれ箱とくしと人の方へやる人にかはりて」
衣類手回り品などを一時的に入れる、うるし塗りで蓋のない浅い箱。乱れ籠。
※俳諧・暁台句集(1809)秋「みたれ箱菊折入て参りたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の乱箱の言及

【香道具】より

…高さ8~9寸,横2尺3寸。(14)乱箱 梨地あるいは蒔絵。地敷の上に並べる香道具を納める。…

※「乱箱」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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