乾玄(読み)かんげん

百科事典マイペディア 「乾玄」の意味・わかりやすい解説

乾玄【かんげん】

フリーボードとも。水面から船の甲板までの鉛直高さ。喫水が深くなれば乾玄は小さくなり,荒天時など危険が増すので,安全な乾玄を確保するため満載時の喫水線の定め方が規定されている。→満載喫水線標

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改訂新版 世界大百科事典 「乾玄」の意味・わかりやすい解説

乾玄 (かんげん)

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世界大百科事典(旧版)内の乾玄の言及

【喫水】より

…さらに,船体の中央部には満載喫水線を標示するよう定められており,船はこの満載喫水線をこえて積荷を積載してはならない(図参照)。水面から船の甲板までの高さを乾玄(フリーボードfreeboard)というが,喫水が深くなれば乾玄は小さくなり,海が荒れた場合には危険になるため,〈国際満載喫水線条約〉によって満載喫水線の定め方が規定されている。これに従って日本では〈船舶安全法〉により,運輸省または船級協会(日本海事協会)が船の検査を行い満載喫水線を定めることになっている。…

※「乾玄」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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