精選版 日本国語大辞典 「水面」の意味・読み・例文・類語
すい‐めん【水面】
※菅家文草(900頃)一・臘月独興「氷封二水面一聞無レ浪、雪点二林頭一見有レ花」
※虞美人草(1907)〈夏目漱石〉四「浮かび出した藻は水面(スヰメン)で白い花をもつ」 〔白居易‐銭塘湖春行〕
み‐な‐も【水面】
〘名〙 (「な」は「の」の意) 水のおもて。すいめん。みのも。
※天地有情(1899)〈土井晩翠〉冬の思ひ「グラスメヤアの水面(ミナモ)にも うつる此世の影見れば」
み‐の‐も【水面】
〘名〙 =みなも(水面)
※散木奇歌集(1128頃)秋「濁りなきみのもに月の宿らずはいかであさぢの数を知らまし」
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