事醒む(読み)コトサム

デジタル大辞泉 「事醒む」の意味・読み・例文・類語

こと‐さ・む【事醒む】

[動マ下二]興ざめがする。
「御まりも―・めて入らせ給ひぬ」〈著聞集・八〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「事醒む」の意味・読み・例文・類語

こと‐さ・む【事醒】

  1. 〘 自動詞 マ行下二段活用 〙 興をそがれる。興ざめする。
    1. [初出の実例]「その聞きつらん所にて、ふとこそよまましか。あまりぎしきことさめつらんぞ、あやしきや」(出典:能因本枕(10C終)一〇四)
    2. 「酒宴ことさめて、いかがはせんとまどひけり」(出典:徒然草(1331頃)五三)

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