交拳(読み)まぜけん

精選版 日本国語大辞典 「交拳」の意味・読み・例文・類語

まぜ‐けん【交拳】

  1. 〘 名詞 〙 拳の一種本拳虫拳とを交互に出して勝負をするもの。また、本拳を出す時に虫拳を出したり、虫拳を出す時に本拳の声を出したりすると負けとするもの。〔拳会角力図会(1809)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の交拳の言及

【拳】より

…狐拳に準じ,三すくみを母親,和藤内(わとうない),トラの3種で行うのが虎拳で《国性爺合戦》を主題としたもの,カエル,ヘビ,ナメクジの3種で行うのが虫拳,石,紙,はさみの三すくみで行うのが石拳,俗にいう〈じゃんけん〉である。 この他に数拳と虫拳を複合させた交(まぜ)拳や,歌に合わせてこっけいな動作をして,最後のところで拳をするまくら拳,軍人拳,幕の内拳などがあり,近年の野球拳もその一種である。拳戯は当初,姿勢を正しくしてきわめて厳格に打たれたといわれるが,一般に広がるにつれて,立って行ったりこっけいな身ぶり手ぶりが入ったりして形が乱れていった。…

※「交拳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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