本拳(読み)ホンケン

デジタル大辞泉 「本拳」の意味・読み・例文・類語

ほん‐けん【本拳】

けんの一。二人対座して、互いに数を言いながら5指を屈伸して出し、両方の出した指の数の合計を言い当てたほうを勝ちとする。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「本拳」の意味・読み・例文・類語

ほん‐けん【本拳】

  1. 〘 名詞 〙 拳の一種。二人が向かい合って、互いに右手の指を屈伸してすばやく出し、数を数えて、二人の伸ばした指の合計をいい当てた方を勝とする。
    1. [初出の実例]「同じ拳でも本けんは文の場がござります」(出典:黄表紙・文武二道万石通(1788)下)

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世界大百科事典(旧版)内の本拳の言及

【拳】より

…しかし,それらを遊事の内容から大別すると,数拳と三すくみ拳の2種類に分けることができる。
[数拳]
 おもなものとして本拳(長崎拳,崎陽(きよう)拳ともいう),なんこ拳,四ッ谷拳,商人拳,太平拳などがある。数拳の典型である本拳は,まず(A)(B)両人相対して右手で手勢を示し,左手をあげて指を折り数取りを行う。…

※「本拳」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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