人間は実が入れば仰ぐ菩薩は実が入れば俯く(読み)にんげんはみがいればあおぐぼさつはみがいればうつむく

精選版 日本国語大辞典 の解説

にんげん【人間】 は 実(み)が入(い)れば仰(あお)ぐ菩薩(ぼさつ)は実(み)が入(い)れば俯(うつむ)

(「菩薩」は米の意) 人は地位が上がり、権力などが加わると高慢で尊大になりがちだが、稲はみのるほどうつむいて謙譲態度となる。〔俳諧・毛吹草(1638)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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