コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

態度 たいど attitude

翻訳|attitude

4件 の用語解説(態度の意味・用語解説を検索)

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

態度
たいど
attitude

人,集団,社会問題などの社会的環境事象に対する組織化された整合的・持続的な思想,信念,感情,反応傾向の総称。社会的環境に対処し適応する過程で形成される。一度発達すると反応様式に規則性を与え,適応を容易にする。

本文は出典元の記述の一部を掲載しています。

出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
Copyright (c) 2014 Britannica Japan Co., Ltd. All rights reserved.
それぞれの記述は執筆時点でのもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

デジタル大辞泉の解説

たい‐ど【態度】

物事に対したときに感じたり考えたりしたことが、言葉・表情・動作などに現れたもの。「落ち着いた態度を見せる」「態度がこわばる」
事に臨むときの構え方。その立場などに基づく心構えや身構え。「慎重な態度を示す」「反対の態度を貫く」「人生に対する態度
心理学で、ある特定の対象または状況に対する行動の準備状態。また、ある対象に対する感情的傾向。

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
監修:松村明
編集委員:池上秋彦、金田弘、杉崎一雄、鈴木丹士郎、中嶋尚、林巨樹、飛田良文
編集協力:曽根脩
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

大辞林 第三版の解説

たいど【態度】

ある物事に対した時の、人のようす。動作・表情などの外面に表れたふるまい。 「真剣な-に心うたれる」
ある物事に対応する身構え。応対。出方。 「学校側の-は弱腰すぎる」 「強硬な-をとる」
そぶり。挙動。 「 -がおかしい」 〔もともと漢籍にある語。当初は「哲学字彙」(1881年)にあるように英語 manner の訳語として載る。明治後期に英語 attitude の訳語として定着〕
[句項目]

出典|三省堂
(C) Sanseido Co.,Ltd. 編者:松村明 編 発行者:株式会社 三省堂 ※ 書籍版『大辞林第三版』の図表・付録は収録させておりません。 ※ それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

態度
たいど
attitude

ある対象や個人を取り巻く環境の一部分に関連して、個人のパーソナリティーのなかに形成されている行動や反応の準備状態をいう。態度という概念は、とりわけ心理学、社会学、または社会心理学の領域で好んで用いられるが、この概念が使われる場合の文脈は、心理学と社会学とではやや異なっている。[柴野昌山]

心理学的概念

心理学者は、態度を諸個人の心理学的特質との関連においてとらえる傾向があり、ある実験心理学者は、態度を、経験を通して組織化された精神的・神経的な準備状態であり、諸個人が関係するすべての対象や状況に対して反応しようとする傾向をつくりだすものであると考える。また態度を多次元的な組織体としてとらえる心理学者もあり、これによると態度とは、諸個人を取り巻く世界のある局面との関連において、組織化された動機的・情緒的・認知的過程がある程度の持続性をもって維持されている状態である。このように態度のなかに行動的(または動機的)成分、情緒的(感情的)成分、および認知的成分を認める考え方が、今日では妥当なものとして受け入れられている。[柴野昌山]

社会学的概念

一方、社会学者は、態度を社会的価値と関連させて考える傾向がある。たとえばアメリカの社会学者トマスとズナニエツキは、態度と価値を相互依存的にとらえ、態度はある社会的価値に対して反応しようとする個人の全体的な傾性であるとし、態度の客観的写しが価値だとするならば、態度は価値の個人的次元での写しであるという。このように心理学と社会学とでは、多少の違いはあるが、どちらも態度という概念によって、個人のパーソナリティーの内部にある力動的なメカニズムと、個人を取り巻く環境や対象の世界とを結び付け、両者の関連において人間行動を明らかにしようという点では共通している。態度概念が、いわゆる行動科学において不可欠のものとされ、広く用いられるようになったのも当然といわなければならない。とりわけ実験的状況において人間行動を研究しようとする社会心理学、意見や世論の調査を行う社会学的研究、あるいはマス・コミュニケーションの効果研究において、態度という概念は有用な分析道具とされてきた。[柴野昌山]

態度測定

態度は、先に述べたようにそれ自体潜在的であるから、人々が行う行動によって推し量る必要がある。これが態度測定attitude measurementである。態度は、まず一般に、ある問題について好意的か非好意的かという次元で測定される。そしてある特定の問題についてどの程度に好意的(または非好意的)であるか、またこの種の問題については好意的だが、他の種類の問題については非好意的であるというふうな好意―非好意性の範囲をも測定するのである。これは態度が、ある範囲内において、ある程度の一貫性をもっているからである。次に態度は、「あなたはその意見をどれくらい強く支持しますか」という形で測定される。これは態度のもつ強度の次元である。[柴野昌山]

態度変化

態度は、ある程度の一貫性のもとにその傾性を維持しようとする。だが内的動機や外的状況の変化、または自分自身や対象に対する意味づけの変化によって態度も変化する。態度変化attitude changeにおいて、もっとも変わりやすいのは、認知的部分であるが、認知(または知覚)は、なんらかの価値に基づいて構成されている準拠枠(フレーム・オブ・レファレンス)に依拠しているから、その準拠枠を変えることによって態度も変化する。たとえば、ある食物についての科学的説明が、好き嫌いを左右するのである。だが同時に態度は、その対象についての自己の情緒的関与が強い場合には容易に変化しない。いいかえれば、態度は情緒的次元の変化がなければ全体として変わらないのである。集団における共有的準拠枠やオピニオン・リーダーに対する情緒的関与によって、態度はそれまでと違った方向に変化するのである。[柴野昌山]
『竹村和久著「態度と態度変化」(唐沢かおり編『朝倉心理学講座7 社会心理学』所収・2005・朝倉書店)』

出典|小学館 日本大百科全書(ニッポニカ) この辞書の凡例を見る
(C)Shogakukan Inc.
それぞれの解説は執筆時点のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。

態度の関連キーワード野火呉織下に居るつっと同胞どっかとはも

今日のキーワード

トランスアジア航空

台湾・台北市に本拠を置く航空会社。中国語名は復興航空。1951年、台湾初の民間航空会社として設立。83年に台湾の国産実業グループに経営移管され、組織改編を実施した。92年に国際チャーター便の運航を始め...

続きを読む

コトバンク for iPhone

態度の関連情報