仏頭(読み)ブットウ

デジタル大辞泉 「仏頭」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とう【仏頭】

仏または仏像のあたま。

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精選版 日本国語大辞典 「仏頭」の意味・読み・例文・類語

ぶっ‐とう【仏頭】

〘名〙 仏のあたま。また、仏像のあたま。

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普及版 字通 「仏頭」の読み・字形・画数・意味

【仏頭】ぶつとう

仏の頭。

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世界大百科事典(旧版)内の仏頭の言及

【奈良時代美術】より

… このほかこの時期のものとして,東京深大寺の釈迦如来倚像は,丸い顔,なだらかな起伏のある体軀に,リズミカルな衣文がゆるやかに波打つ,抒情性豊かな像であり,兵庫鶴林寺の銅造観世音菩薩立像はまろやかな顔に個性的な表情がうかがえ,腰のひねりや手の指先に軽快な動きの伝わる隋様の像である。興福寺に伝存する仏頭は旧山田寺の薬師三尊像の中尊で,天武朝後半期679‐686年の造立になる。切れ長の眉,直線的な下瞼と円曲する上瞼に区切られた眼に,遠くを見やる憧憬的な明るさが漂う反面,広い額に弾力のある顔,引きしまった唇に充実感のある迫力を感ずるところに隋から初唐への動きがうかがえる。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」