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 ほとけ

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説


ほとけ

仏陀のこと。語源は,煩悩の結び目をほどくという意味から名付けられた,あるいは仏教が伝来した欽明天皇のときに,ほとほりけ,すなわち熱病が流行したためにこの名があるともいわれる。日本では,死者を「ほとけ」と呼ぶ場合もある。

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ほとけ

平家物語』巻一「祇王」に出てくる女性。仏御前ともいう。加賀国出身の白拍子の名手。祇王に代って平清盛の寵愛を受けるが,17歳で尼となり祇王らとともに修行する。謡曲『祇王』『仏原 (ほとけのはら) 』,御伽草子『祇王』にも登場する。

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デジタル大辞泉の解説

ふつ【仏】[漢字項目]

ぶつ

ぶつ【仏】

仏陀(ぶっだ)」の略。
仏教」の略。「儒、―、道」

ぶつ【仏〔佛〕】[漢字項目]

[音]ブツ(呉) フツ(漢) [訓]ほとけ
学習漢字]5年
〈ブツ〉
梵語の音訳字。ブッダ。悟りを開いた聖者。また、釈迦(しゃか)のこと。「仏教仏像仏壇仏殿仏法活仏成仏(じょうぶつ)念仏
仏教。「仏式仏書廃仏儒仏神仏習合
仏像。「石仏大仏秘仏
〈フツ〉フランス。「仏文仏領仏和英仏渡仏
〈ほとけ(ぼとけ)〉「仏心仏様石仏喉仏(のどぼとけ)
[補説]原義は、仿仏(ほうふつ)(ほのかでよく見えないがそれらしい)の意。
[名のり]さとる
[難読]仏掌薯(つくねいも)仏蘭西(フランス)

ほと‐け【仏】

《「ぶつ(仏)」の音変化した「ほと」に、目に見える形の意の「け」の付いた語で、仏の形、仏像が原義かという》
仏語。悟りを得た者。仏陀(ぶっだ)。特に、釈迦(しゃか)のこと。「―の慈悲にすがる」
仏像。また、仏の画像。「―を刻む」
死者。また、その霊。「―になる」「―が浮かばれない」
温厚で慈悲心の深い人をたとえていう語。
仏法。
「―の御験(みしるし)はかやうにこそと」〈栄花・初花〉
仏事を営むこと。
「明後日(あさて)、―にいと善き日なり」〈栄花・本の雫〉
[下接語](ぼとけ)新(あら)仏生き仏石仏板仏懸け仏木仏外法(げほう)仏骨(こつ)仏小仏新(しん)仏杉仏摺(す)り仏立ち仏土仏流れ仏撫(な)で仏新(にい)仏濡(ぬ)れ仏寝仏喉(のど)仏野仏星仏・守り仏・無縁仏雪仏笑い仏

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百科事典マイペディアの解説

仏【ほとけ】

サンスクリットのブッダBuddhaの日本語訳。語源・語義は明確でない。一説にはブッダの中央アジアでの音訛(おんか)浮図(ふと)に,中国で思想系統を示す家の字を加え,浮図家としたものからくるともいい,また迷いを解(ほど)く意ともいう。

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世界大百科事典 第2版の解説

ぶつ【仏】

サンスクリットbuddhaの音訳〈仏陀〉の略語で,〈如来〉の語とともに仏陀を指す普遍的な用語である。したがって仏陀の教説が仏教であり,仏陀の像が仏像である。この意味では仏は仏教を指す場合もある。まずbuddha(〈仏陀〉)は目を覚ます,悟るという動詞budhの過去分詞で〈覚れる者〉〈覚者〉の意味である。そしてその覚の内容が菩提であり正覚と訳される。この仏が如(によ)(真理)から来たという意味で如来とよばれ,供養されるべき尊い者の意味では応供(おうぐ)ともよばれる。

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大辞林 第三版の解説

ふつ【仏】

「仏蘭西フランス」の略。 「英-協商」

ぶつ【仏】

真理を悟った者。すべての煩悩を打ち消し、完全な真理を実現している者。覚者。仏陀。
特に釈迦のこと。
仏教の略。

ほとけ【仏】

〔「ほと」は「仏」の転、「け」は「気」の意か〕
仏教の完全な悟りを開いた聖者。仏陀ぶつだ。覚者。
特に、釈迦しやかのこと。
仏・菩薩およびそれに準ずる優れた聖者・高僧。
仏像や、仏の名号を記したもの。
仏教。仏事。仏教徒。
死者。死体。死者の霊。
素直で善良な人物。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説


ぶつ

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世界大百科事典内のの言及

【三宝】より

…仏,法,僧の三つをいう。仏とは悟りを開いた人,また法とは仏の説いた教え,僧とは仏の教えに従って悟りを目ざして修行する出家者の集団(サンスクリットで〈サンガ〉。…

【仏教美術】より

…仏教はインドの釈迦によって紀元前5世紀に開かれ,一は南海をへて東南アジアに伝わり,他は中央アジアから中国,朝鮮をへて日本に達する。長い歳月をかけてアジアの広大な地域に伝播しただけに,そこに展開する仏教美術は多彩をきわめ,その変化の諸相に幻惑されるほどである。…

【仏陀】より

…〈悟った者〉を意味するサンスクリットのブッダbuddhaの音訳。浮図(ふと),浮屠(ふと)と音訳されたこともあり,仏(ぶつ)とも略称される。意訳は覚者。…

【十界】より

…仏教の世界観の一つ。精神的な生き方を,迷いより悟りへの10層に分け,最下の地獄より餓鬼,畜生,修羅,人間,天上,声聞,縁覚,菩薩,仏へと上昇するもの。…

【宗教】より

…現代から時代を約2500年さかのぼらせてみよう。われわれは,インドのガンガー(ガンジス川)の流域で仏陀が涅槃(ねはん)を説き,中国では老子が道を,孔子が仁を説いていたことを知らされるであろう。そしてそれから約500年ののち,地中海縁辺のイスラエルにイエスが出現して神の愛を説き,キリスト教の礎を築いた。…

【仏】より

…サンスクリットbuddhaの音訳〈仏陀〉の略語で,〈如来〉の語とともに仏陀を指す普遍的な用語である。したがって仏陀の教説が仏教であり,仏陀の像が仏像である。…

【仏教美術】より

…仏教はインドの釈迦によって紀元前5世紀に開かれ,一は南海をへて東南アジアに伝わり,他は中央アジアから中国,朝鮮をへて日本に達する。長い歳月をかけてアジアの広大な地域に伝播しただけに,そこに展開する仏教美術は多彩をきわめ,その変化の諸相に幻惑されるほどである。…

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