伏越(読み)ふしこえ

精選版 日本国語大辞典 「伏越」の意味・読み・例文・類語

ふし‐こえ【伏越】

〘名〙 立って歩いては越せず、はって越すようなけわしい所。
万葉(8C後)七・一三八七「伏超(ふしこえ)ゆ行かましものを守らふに打ちぬらさえぬ波数(よ)まずして」
[補注]高知県安芸郡東洋町野根の「伏越の鼻」など、地名としても残っている。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android