佐千原村(読み)さちはらむら

日本歴史地名大系 「佐千原村」の解説

佐千原村
さちはらむら

[現在地名]一宮市佐千原

葉栗郡の南端に位置し、東は西浅井にしあざい村に接する。「神鳳鈔」にみえる佐手原御厨の地と比定される。弘安五年(一二八二)七月の千世氏荘坪付注進状案(醍醐寺文書)に「佐手原村五反」や「一、国守畠一町六十歩中嶋郡美和郷左手原村」とあり、文明一六年(一四八四)の如光弟子帳(上宮寺文書)にも「佐手原さてはら」とみえるから、近世以前は佐手原と呼称していた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android