佐敷御茶屋跡(読み)さしきおちややあと

日本歴史地名大系 「佐敷御茶屋跡」の解説

佐敷御茶屋跡
さしきおちややあと

[現在地名]芦北町佐敷

中丁なかちよう(佐敷本町)街路に面し、代々茶屋とよばれる岩崎家がある。岩崎家由緒書(同家蔵)によれば、細川忠興(三斎)が「葦北野坂之浦辺御遊覧被遊 佐鋪川口唐船石或ハ帆柱セビ石抔 御覧被遊折善了同伴 船ヲ三嶋辺ニ乗出 御気嫌奉御窺 御止宿奉願候ニ願被為相叶 御先供被仰付御案内 治郎兵衛宅御腰ヲ被奉為掛 御気嫌能ク御茶被召上御喜悦不斜 善了奄室御供申上御止宿被遊候也 此故ヲ以治郎兵衛宅ヲ御茶屋ト称エナラハシ自然ト門名ヲ申伝候也」と由来を伝える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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