佐薬(読み)さやく

精選版 日本国語大辞典 「佐薬」の意味・読み・例文・類語

さ‐やく【佐薬】

〘名〙 (「佐」は助けるの意) 主薬の効き目をよくしたり、不快な副作用が生ずるのを防いだりするために用いる薬物。〔薬品名彙(1873)〕

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世界大百科事典(旧版)内の佐薬の言及

【漢方薬】より

…〈君薬〉は配合薬の薬能を代表する最重要薬,〈臣薬〉は君薬を助けてその効果を増し,効果の発現を早くするなどの働きをする。〈佐薬〉は副作用を防ぎ,〈使薬〉は製剤化を容易にし,また服用しやすくする。たとえば,桂枝湯(けいしとう)では桂枝が君,芍薬(しやくやく)が臣,佐が甘草,使が大棗(たいそう),生姜(しようきよう)であるとされる。…

※「佐薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」