デジタル大辞泉
「薬物」の意味・読み・例文・類語
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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やく‐ぶつ【薬物】
- 〘 名詞 〙
- ① 薬となる物。また、くすり。生体になんらかの変化を引き起こす化学物質。よい変化の場合にも、よくない変化の場合にもいう。薬品。薬剤。やくもつ。
- [初出の実例]「頭一人。〈掌下諸薬物。療二疾病一。及薬園事上〉」(出典:令義解(718)職員)
- [その他の文献]〔春秋左伝‐昭公一九年〕
- ② 釉(うわぐすり)のこと。
- [初出の実例]「後つひに薬物を以て土器を焼き、光沢を発し」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉三)
くすり‐もの【薬物】
- 〘 名詞 〙
- ① 薬となるもの。薬種。〔ロドリゲス日本大文典(1604‐08)〕
- ② 薬となるような貴重なもの。珍奇なもの。
- [初出の実例]「郭公一声きくやくすり物〈清高〉」(出典:俳諧・唐人躍(1677)二)
薬物の補助注記
②の用例は「ぐずりもの(愚図物)」と解し、無理にねだり望むものの意とする説もある。
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例
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普及版 字通
「薬物」の読み・字形・画数・意味
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報
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