何心もなし(読み)なにごころもなし

精選版 日本国語大辞典 「何心もなし」の意味・読み・例文・類語

なにごころ【何心】 も なし

  1. しっかりした考え、配慮などを持っていない。思慮分別もない。なにげない。
    1. [初出の実例]「かくてあるほどに、立ちながらものして、日々にとふめれど、ただいまは、なにごころもなきに」(出典:蜻蛉日記(974頃)上)
  2. 無心である。無邪気である。
    1. [初出の実例]「かへりて、さなんとかたれば、いかできき給ひけん、なに心もなく、おもひかくべきほどしあられねば、やみぬ」(出典:蜻蛉日記(974頃)下)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

中国のゴビ砂漠などの砂がジェット気流に乗って日本へ飛来したとみられる黄色の砂。西日本に多く,九州西岸では年間 10日ぐらい,東岸では2日ぐらい降る。大陸砂漠の砂嵐の盛んな春に多いが,まれに冬にも起る。...

黄砂の用語解説を読む