作山村(読み)つくりやまむら

日本歴史地名大系 「作山村」の解説

作山村
つくりやまむら

[現在地名]村岡町作山

日影ひかげ村の南東に位置し、作山川の最上流域、妙見みようけん(一一三九メートル)の北西山間を占める。妙見山の峰を境に東方は養父やぶ石原いしはら(現八鹿町)。中世には菟束うつか庄に属した。長享二年(一四八八)一〇月二日付の豊通書状(日光院文書)によると、豊通は「菟束庄半済分作山新田之内、五斗成」を石原村日光につこう院が祀る妙見社(現名草神社)に寄進している。なお「七美郡誌稿」によれば当村は興国年中(一三四〇―四六)には日影村の支村であったという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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