佞す(読み)ねいす

精選版 日本国語大辞典 「佞す」の意味・読み・例文・類語

ねい‐・す【佞】

  1. 〘 自動詞 サ行変 〙 こびへつらう。おもねる。
    1. [初出の実例]「物をねいすといひ、ねいねいなどいへるねいの心、如何。答、ねいは倭也。佞〈同き歟〉、おもねるかたむのよみあり」(出典:名語記(1275)四)
    2. 「世人簡易を悦べば簡易を装ふて世に佞する者あり」(出典:文明論之概略(1875)〈福沢諭吉〉一)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android