係属・繋属(読み)けいぞく

精選版 日本国語大辞典 「係属・繋属」の意味・読み・例文・類語

けい‐ぞく【係属・繋属】

〘名〙
① ある物に付いてつながること。ある関係によってつながること。また、ある物に付けてつなげること。
※醍醐寺雑事記‐慶延記・九・長寛二年(1164)九月二二日「是以繋属結縁之因、将当来得脱之業
西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一二「凡そ人の行為は、後事相ひ繋属(〈注〉ツナガリツヅク)する長久の鏈(〈注〉くさり)の端首とならざるものなし」 〔易経疏‐繋辞上〕
② 訴訟法上の語で、訴訟事件が、現在裁判所で取り扱い中であること。訴訟係属。〔刑事訴訟法(1948)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android