保田窪村
ほたくぼむら
[現在地名]熊本市帯山一―二丁目・同四―五丁目・保田窪一―二丁目・新大江三丁目・保田窪本町
水前寺成趣園の北東に位置し、東は長嶺村、南は田迎手永の竹宮村・神水村である。本庄手永に属し、「国誌」には高が記されず、野開畑八町三反二畝があげられ、「地鉄炮ノ者野開也、此外ニ四拾三町六反一畝ハ田迎手永ノ内也」とある。いわゆる新地鉄炮組の所在地である。また同書は「野開畠五十一町余、寛永十一年ニ当所曠野ヲ開キ畠トシ、地鉄炮ノ者ヲ居ヘ置ル」とする。「制度考」によると「保田久保之儀は阿部弥一右衛門殿承に而寛永十二年より追々仕立に相成候事」とされる。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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