値成す(読み)ねなす

精選版 日本国語大辞典 「値成す」の意味・読み・例文・類語

ね‐な・す【値成・直成】

  1. 〘 他動詞 サ行四段活用 〙
  2. 値段をきめる。値をつける。
    1. [初出の実例]「かご代は何んぼの極め、直(ネ)なしたは二百五十か。ても高い駕籠じゃの」(出典:浄瑠璃・夏祭浪花鑑(1745)三)
  3. 値段をまけさせる。値引きさせる。値切る。
    1. [初出の実例]「三百疋と申雁を弐百疋にねないて御座れ共」(出典:虎寛本狂言・雁盗人(室町末‐近世初))

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android