倭王興(読み)わおうこう

朝日日本歴史人物事典 「倭王興」の解説

倭王興

生年生没年不詳
倭の五王のひとり中国の歴史書『宋書』倭国伝によれば,元嘉28(451)年,倭国王済の死後,世子として宋に朝貢し,大明6(462)年には安東将軍,倭国王の爵号を賜与されている。『梁書』諸夷伝には単に済の子とみえる。『日本書紀』にみえる安康天皇に擬せられている。

(関和彦)

出典 朝日日本歴史人物事典:(株)朝日新聞出版朝日日本歴史人物事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「倭王興」の解説

倭王興 わおう-こう

?-? 5世紀中ごろ,倭の五王のひとり。
倭王済(せい)の子。「宋(そう)書」倭国伝によると,父済の死後世子として,宋の大明6年(462)中国南朝の宋に遣使して安東将軍・倭国王に任命されている。安康天皇に比定する説がある。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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