安東将軍

山川 日本史小辞典 改訂新版 「安東将軍」の解説

安東将軍
あんとうしょうぐん

宋書」倭国伝にみえる倭(わ)の五王に与えた将軍号。中国では,南宋の頃には安東安西安南・安北の4将軍号が成立していた。倭国王は宋の東方に位置することからこの称号を求めたが,安東大将軍号をうけたのは済(せい)と武(ぶ)のみで,珍と興(こう)は安東将軍であった。倭国王が中国に将軍号を求めたのは,自国内の外交権を独占するとともに,軍事指揮権をも掌握することをめざしたためとみられる。

出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む