光路差(読み)こうろさ(その他表記)optical path difference

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「光路差」の意味・わかりやすい解説

光路差
こうろさ
optical path difference

1つの光波が2つに分れて別々の道を進み,その後再び合成されるとき,両波が分れてから合成されるまでのそれぞれ光学距離の差。光路差に 2π/λ ( λ は波長) を掛けると位相差になる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の光路差の言及

【光】より

…逆に山と谷とが重なるのはδ21=(2m+1)πのときであり,強度は0となる。光線に沿って測った長さをd,媒質の屈折率をnとするとき,ndを光路程,同一点から発した二つの光が別の径路を通って再び合するまでの光路程の差n2d2n1d1を光路差という。位相差は光路差とδ21=(2π/λ0)(n2d2n1d1)なる関係にある(ただし,媒質の境界などで位相の跳びがあれば,その差も含める)。…

※「光路差」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android