波長(読み)はちょう

  • wave length
  • wavelength
  • はちょう ‥チャウ
  • はちょう〔チヤウ〕
  • 波長 wave length

百科事典マイペディアの解説

波の相隣る山と山,または谷と谷の距離。一般には波動を数式で表したとき,位相が2πだけ異なる2点間の距離。進行波では波長に振動数を掛けたものが波の速度になる。→波数
→関連項目波動

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世界大百科事典 第2版の解説

波の山から山まで,または谷から谷までの距離を波長という。1波長隔たった2点の位相は2πだけ異なっている。進行波の場合,波面は1周期の間に1波長進むから,波長λ,振動数ν,周期Tと波の速さvの間には, v=λν=λ/Tの関係がある。波動【有山 正孝】

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大辞林 第三版の解説

波動の山と山、また谷と谷の距離。位相の同じ二つの点の間の距離。 英語 wavelength の訳語。大日本国語辞書(1915年)が早い例
[句項目] 波長が合う

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

波の山から山まで,または谷から谷までの長さ。より一般的にいえば,波長は周期的な波において位相が 2π だけ異なる2点の距離になる。波の進む速さを u ,振動数を ν ,波長を λ とすれば,λ=u/ν の関係がある。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

電磁波や音波、また一般の波動において、一つの波の山(あるいは谷)から次の山(あるいは谷)というように、同一位相にある最近接2点間の距離をいう。[編集部]

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精選版 日本国語大辞典の解説

〘名〙
① 波動の山から次の山まで、または谷から次の谷までの距離。すなわち位相が2π(パイ)だけ異なる二点間の距離をいう。〔英和和英地学字彙(1914)〕
② 比喩的に、物事の進行過程の強弱や緩急の状況。
※読書放浪(1933)〈内田魯庵〉読書放浪「其の過程は大きくても小さくても同じ波長を作ってるのだから、何百年前の受難劇が現代の我々にも共感する」
③ 「波長が合う(合わない)」の形で、気持や意志などの通じぐあい。
※小さな貴婦人(1981)〈吉行理恵〉四「あんまり不純だったり不潔な人とは波長が合わないでしょう」

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化学辞典 第2版の解説

音波,電波などの波動において,同一位相にある最近接2点間の距離.記号λ.電磁波の波長の単位としては,長いものから,m,dm,cm,mm,μm,nm,Å( = 0.1 nm)が常用される.波数振動数νとの関係は,cを光速度として,

λ = 1/c

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世界大百科事典内の波長の言及

【波動】より

…また同じ形の波の山が一定の間隔で次々に送り出されて進む場合もある。このような連続している波では,山から山までの間隔を波長,一定の場所で一つの山が通り過ぎてから次の山がくるまでの時間を周期と呼び, 波の速さ=波長/周期の関係がある。 水面の波と同様に,ある物理量(位置,密度,電場,磁場など)が1ヵ所で振動的に変化するとき,それが次々に周囲に伝わっていく現象を波動または単に波と呼ぶ。…

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